城紅型染工房【ブログ】沖縄らしい出産祝い・贈り物に！紅型染め体験も開催中！GusukuBingata DyeingStudio.

はいさ～い！シンゴです。
今日11/11(日)発行の沖縄の地元紙「沖縄タイムス」さんの経済面
「ヒットのたまご」に取り上げて頂きました。

個人的に毎週楽しみにしている
沖縄タイムスさんの毎週日曜日の経済面。
その中でも特に楽しみにしている
沖縄物産コーディネーター”池村博隆”さんのコラム。
そこで取り上げて頂けるのは凄く光栄です。
記事をお読み頂けたら、ここ5年の当店の取り組みや
考えを分かって頂けるのではないかなと思っております。



【記事全文】
城紅型染工房の「クリスマス紅型タペストリー」を紹介しました。
求人誌の営業マンだった山城信吾さんは城紅型(ぐすくびんがた)染工房（玉城盛和代表）の
長女の祥子さんと結婚、５年前に営業企画部長となり畑違いの伝統工芸の世界で働き始めました。
信吾さんは時間と愛情をかけ、一つ一つが手づくりで価値ある「紅型」に魅せられますが、
「卸売り販売」依存の薄利経営に疑問を感じます。２年前に一切の卸売りを止め、直営店のみの商売を決意。
「体験教室」を集客の柱と捉え営業に奔走します。体験コースはジンベイ、恐竜、リュウキュウジャーなど
子供たちの感性に添ったモチーフを創作し、親子で楽しめるオンリーワンを目指します。
また、季節限定商品の「クリスマスの紅型タペストリー（税込み１万５千円）」や干支デザインもオリジナルで開発。
一方、日本語・中国語・英語で発信するフェイスブックのフォロワーは現在９千人。
旅行博覧会といった海外のイベントにもワークショップで積極的に参加している信吾さんは「時代はボーダーレス。
香港、台湾で出会った方が沖縄に旅行に来て工房に寄り 体験してくれるケースも増え、
ヒトとつながっていくことが本当に楽しい。『紅型』には世界を魅了するチカラがあると信じます」と話します。
伝統をリスペクトしつつもさらなる柔軟な発想を携え、お客さまは海を越えれば巨万といる、そんな気概を感じました。



当工房は今年で創業47年。これまでは上記の記事の通り商品を制作して、
長年 卸業者さんを通してお土産品店・ホテル様等へ販売をメインで運営しておりました。
長く工房を運営していく中で材料費・人件費等は年々どんどん上がっています。
その中で創業者である玉城は、いずれ卸を全て辞めて 直営店舗のみだけで
お客様と直接 顔の見えるやりとりをしていきたい。とずっと話していました。

卸での取引の場合、実際に販売している店舗さんもたくさんある商品の中の一部で
自社の商品では無い為、目立って売れている商品以外はそんなに思い入れは薄くなると思います。
直営店であれば、ご来店・ご購入頂いたお客様と顔と顔を合わせて直接やり取りができる為
お客様のご要望や感想をお聞きしたり、贈り物のアドバイスをさせて頂いたり
商品制作のストーリーや私たち作り手の思いも直接お客さまへお伝えする事はできます。
また、お客様とのやり取りの中から商品企画や店舗運営にダイレクトに反映する事ができます。

今後もお客様との顔を合わせてのお付き合い、出会い・ご縁を大切にしながら
沖縄の伝統工芸「琉球紅型」を制作・発信していきたいと考えております。